知っているようで意外と知らない経済のあれこれ!第三回

皆さんこんにちはクリアカの相楽です。

 

さて経済とは一体何かを見つめるのも3回目となりました。

 

今までを総合すると

  1. 皆さんの支出は誰かの収入であること
  2. 短期的な経済成長ではクレジットが大きな役割を果たすこと
  3. 上記は経済に波を生み出すこと

がポイントとして挙げることが出来ます。

 

そしてクレジットは単に経済変動を引き起こす悪い要素とは限らない事をお伝えいたしました。

 

今回はそんなクレジットが生み出す経済成長から見てまいりたいと考えています!

 

参りましょう!

収入と支出~クレジットを添えて~


例えば、借金をしてテレビを購入する場合、借りを返済する必要が発生し、買ったことによる所得(買ったことで増える利益)は発生しません。

 

しかし、借金をしてトラクターを買い、収穫量をふやし売上が増えれば、借金を返済できると同時に生活水準を向上することが可能です。

 

ではクレジットの存在する経済でクレジットがどのような形で経済成長を生み出すか見て参りましょう。

 

例えば、皆様の年収が10万ドルで債務がゼロと仮定します。

 

信用力があるのでクレジットカードを使って1万ドルを借りることができます。と収入が10万ドルであっても11万ドルの支出が可能となります。

 

 

皆さんの支出は他の人の所得ですから、その人が11万ドルを得たことになります。

 

この人に債務がなく11万ドルの収入があると、11000ドルを借りることができ、収入が11万ドルでも121000ドルが支出として可能です。

 

この人の支出はほかの人の所得ですから同じ原理で見ていくと、さらに経済の波を押し上げることがわかります。

 

しかし忘れてはいけないこともあります。債務が経済の波の高さを押し上げたとしても、その波はいずれ低くなるということは注目すべきポイントです。

経済活動のカラクリ


この債務が経済の波の高さを押し上げ、その波はいずれ低くなるということ。これは債務の短期周期となります。

 

経済活動がふえると経済が拡大し短期の債務変動が始まります。

 

すると、支出がさらに増加し価格が上昇し始めます。

 

これは経済がクレジットによって押し上げられた為です。このクレジットは何もなかったところに発生しました。

 

支出と収入が生産高より速いスピードでふえると価格が上昇し始めます。価格の上昇とはいわゆるインフレを招く事になります。

 

お金の流れを管理、管轄を行う中央銀行はこのような問題を避けねばなりません。

 

インフレの兆しである価格の上昇を感知すると利子を上げる行動を起こします。

 

利子が高くなるとお金を借りることができる人の数が減ります。

 

すると、既存の債務のコストもふえます。つまり皆さんのクレジットカードの支払額が増えるという事です。

 

借りる人が減り、返済のコストが高騰すると一般市民の支出は減ります。支出はほかの人の収入ですから収入が全体的に縮小します。

 

支出が減ると価格も減少します。これがいわゆるデフレです。経済活動は縮小し、不景気と呼ばれる状態となります。

 

 

不景気がひどくなりインフレの問題がなくなると、中央銀行は利子を引き下げ経済活動を活性化しようとします。

 

利子が引き下げられると債務返済費は縮小しますから、借り出しと支出が再度ふえます。これは経済活動の押し上げへとなります。

 

これが幾度も繰り返され上下運動となって表れていくのが経済活動なのです。

経済活動のカギは中央銀行にあり!


短期の債務周期では、貸し手と借り手がクレジットを容認する度合が支出へ影響を及ぼします。

 

クレジットが簡単に得られると経済は拡大し、クレジットの獲得が難しいと不景気となります。

 

この周期をコントロールするのは誰なのかと言えば・・・そう!中央銀行です。

 

短期債務の周期は大体5年から8年で行われ、そしてこれが何十年にもわたり繰り返されます。

 

ここで注目すべき点は周期の底と頂点は、先の周期と比べて高くなり債務もふえていくということです。

 

これがなぜかといえば、人は債務を返済するよりは借用額と支出を増やした方が良しとされる傾向があるからです。

 

このため長期の波を見ると債務は所得より速いスピードで増大し、これが長期の債務変動となります。

 

人の債務が増大していても貸し手はクレジットをさらに提供しようとするのです。

 

これがなぜかというと、人は最近の動向にのみ注意を払い、すべてが順調だと思いがちだからなのです。

 

最近の傾向上、所得がふえ、資産の価値もふえ、株価も高騰していると「これはブームだ!」と湧き上がりが起こります。

 

このようなときにはお金を借りてでも物品、サービス、資産を買うのが良策となります。この傾向が社会に充満するとバブルと呼ばれるようになります。

 

債務がふえていても所得がそれと同じくらいふえていれば返済の問題はありません。

 

 

債務と所得の比率は債務負担率と呼ぶことにいたしましょう。所得が増加している限り債務負担率に問題はありません。

 

資産の価値も高騰しますので人々は多額の借金をつくっても資産へと投資します。これが価格をさらに押し上げます。

 

人はこの時裕福感を感じます、債務が膨れ上がっていても所得と資産価値が増え続け、クレジットを得ることに危険はないのですから。

バブルの泡が弾けるとき


しかしこれは長続きすることはありません。

 

何十年もたつと債務額が徐々に大きくなり返済額がふえてきます。そして返済額が所得よりも速いスピードでふえる瞬間が到来します。

 

すると人々は支出を抑え始めます。1人の支出は他の人の所得なので所得水準が下がりはじめます。

 

すると借りることも難しくなるので縮小傾向となります。債務の返済は依然として続きますので支出はさらに減少し続けます。

 

経済変動の波のぶり返しが起こるということです。これが長期債務周期の頂点となります。つまり債務負担が支えきれなくなったのです。

 

アメリカ、ヨーロッパでは、これが2008年に起こり、同じ理由で日本では1989年に起きました。

 

こうなるとレバレッジ(他の人の資本を使うことで自らの資本に対する利益率を高める行為)は勢いをなくします。そうなると支出が減少し始めます。

 

所得が縮小し、クレジットは消滅し、資産価格も急落し、銀行は苦しい状況へ追い込まれます。

 

株式市場は崩壊し、社会的緊張感が強くなり、悪循環は繰り返し繰り返し起きることになります。

 

所得が減り、債務返済がふえると借り手は締め出されてしまい、クレジットは底をつき、借り手は返済に充てるお金を借りることもできなくなります。

 

このため資産を売り払うことになるため、市場は売りに出される資産であふれかえります。

 

すると株式は暴落し、不動産市場も壊滅し、銀行がまた苦しくなります。

 

 

資産価値が減るという事は担保の価値が縮小することにつながるため借りることがさらに難しくなります。

 

人は貧しいと感じ、クレジットは蒸発し、支出は減り、所得も減り、資産価値が減り、クレジットが減り、借りることがさらに難しくなる悪循環です。もうここまでくると出てくるものは涙しかありません。

経済価値の消滅


バブルの崩壊と不景気は似ているようですが違います。

 

大きな違いは利子を下げても景気回復に結びつかない事でしょう。不景気であれば利子を下げれば借りる金額がふえます。

 

しかしバブル崩壊の場合、レバレッジが消滅していますから利子を下げようとしても既に利子は低くなってしまっており、ときには0%になってしまいます。つまり景気回復が不可能な状況です。

 

アメリカの利子は1930年代レバレッジが消滅し0%となり、また2008年も同様なことが起こりました。

 

不景気とレバレッジ消滅時の違いは、後者は借り手の負担があまりに大きくなっていることです。これは利子を引き下げても回復は不可能なのです。

 

借り手は借りた金額の全額を返済することができない現実に直面します。そうなると借り手は返済能力を失い担保の価値はなくなります。

 

負債の重さに耐えきれず借りる気力もありません。貸し手は貸すことをやめ、借り手は借りることをあきらめます。経済の価値が消滅した状態となっているのです。

 

これは個人でも同様です。ではレバレッジが消滅したときどう対処すればよいのでしょう。

 

耐えきれないほど大きい債務負担を縮小しなければなりません。

 

これには方法が4つあります。

  1. 人、ビジネス、政府全体で支出を縮小する。
  2. 不履行となった債務を再編する。
  3. 富裕層からの資産などをそれ以外に再分配する。
  4. 中央銀行が新しい紙幣を印刷する。

 

 

 

この4つはレバレッジが消滅した際、実際に政策でも行われたことがあります。

~ブレイクタイム~


本日はここまで!

 

クレジットと呼ばれるものは我々の使うことが出来るお金を大きくしてくれる、しかしながらこれが留まることを知らずに膨張し続けるとやがてバブルと呼ばれる弾けることでしか止まることが出来ない状態になってしまう・・・事をお伝えいたしました。

 

経済活動における諸々においてFXや不動産投資などではよく「レバレッジ」という単語を使用します。

 

レバレッジとは、投資に自己資本を元本として資金調達を行い取引額を自己資金以上に引き上げることです。

 

もっとわかりやすく言うならば自分のお金を担保にして倍以上のお金を借り、返すまでにその差額で儲けを出す方法なのです。

 

市場が縮小するとこのレバレッジが意味をなさなくなってしまうのは確かにその通りですよね。

 

ではこの恐怖の状況を打破するためには実際にどのような行動を起こす必要があるのでしょうか?

 

経済社会においてわからないのは最大の被害を被ることへつながります!

 

また次回お会いしましょう!

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