国語の読解法を覗き見る!


皆さんこんにちは!学習指導塾CreativeAcademyの相楽です。

 

さて今回は国語の話題!

 

2020より始まるセンター試験の廃止、大学入学共通テストの開始等これからの大学入試の常識は変わっていきます。

 

センター試験の対策の為に机にかじりつきマークシートを使い続けていたあの時代が次の時代にはなくなってしまうのかとこの記事を書きながら思いをはせてみると中々感慨深いものがあります。

 

しかし!問題の内容が大きく変わろうとも国語の「読む」「書く」「表現する」国語大3原則はそうそう変わるものではありません!

 

効率の良い読み方や問題文の読解方法など参考になる点は多いはずです。

 

早速見てまいりましょう!

国語を伸ばすのは時間がかかる?


国語の成績を伸ばす際長い時間がかかってしまうのでは。考えている方は多いと思います。

 

いえいえ決してそうではありません。

 

そもそも国語を解くうえでよくあがる苦手な部分とは問題の答えがどこに書いてあるのかがわからないという事。

 

その答えには→論説問題、小説、答えはすべて問題用紙の中に書いてある。

 

とお答えします。

 

しかしそうはいっても。。。書いてないでしょ・・・となるのは当然ですよね。

 

しかし、実は問題を解く上で、問題文の意味を十分に理解する必要はなく、ポイントを押さえる事が肝要であり、より、適格に言えば、ほとんど理解してなくとも「正解」を出すコツさえ分かっていれば、そこから予想も可能であるとすればなんだか大丈夫そうな気がしてきませんか?

 

国語の入試問題とは現代文に限って言えばまず、漢字、語句等の記憶問題であり、そして読解問題であります。

 

そして90%の配点は読解問題が占めます。

 

漢字にかける十分の一程度の時間で、漢字でかせぐ得点の5倍を読解問題で得点を稼ぐことが可能という事は

 

時間効率で考えれば、漢字の勉強の50倍は得という事。

 

読解問題の答えはどこに?


では読解問題の答えはどこにあるのでしょうか?

 

すべては問題文の中にあり!

 

そして、もう一つ

読解問題は、そもそも何を聞いてきているのでしょうか?

 

 

1.言い換え問題(読解問題の75%)

 

2.因果関係の理解問題(読解問題の25%)

 

この上記2点になります。そして答えは全て問題文の中にあります。

それをいかにスピーディーにピックアップできるかがまさに天下分け目になるのです。

 

もう少し具体的に説明してみましょう。

 

「言い換え問題」の典型パターンは

 

①文中のそれは何を指すか?(言い換え→指示語です)

 

②文中に「○○○」とあるが、どういことか説明しなさい(具体的に言い換えなさい)

 

③文中に「△△△」とあるが別の表現で例えたらどれになるか(たとえ=言い換え)

 

④文中の下線部の「私の気持ち」とありますが、その気持ちが書かれているのはどれか選びなさい(気持ちの言い換え)

 

⑤作者の主張は次のどれか(正しく言い換えたものを選べってこと)

 

つまり言い換えの問題とは、「似た意味・似た表現を探せ」ということになります。

 

 

ではどのようにして探すべきなのでしょうか。

 

まずは順番です

 

一番目:傍線などのある「文」

 

二番目:その前後の文

 

三番目:その段落

 

四番目:その前後の段落

 

まずは問題のすぐ近くの線部から探し始めるのがコツです。

 

 

抽象的に説明されても、ちょっと混乱しますね。

 

 

トライしてみよう!



では実際の問題を見てみましょう。

 

2010年度の青森県の公立高校の問題になります。

 

 

そして、そのような世界観は、たしかにいま私たちが手にしている世界からすればとんでもない誤りには違いありません。しかし、彼らが生きていた時代においては、彼らが経験しうるすべての経験に照らし合わせてみたとき、十分に納得のできる正しい世界観でもあったのです。彼ら手にする経験とそこから得た法則から推測して、この世界は巨大な水盤であるという世界観は紛れもない「真実」であったのです。

 

三好由紀彦「深海魚は海を知らない」より

 

 

 

問:太字で紛れもない「真実」とあるが、これとほぼ同じ意味で用いられている表現を、本文中から15字でそのまま抜き出して答えなさい。

 

 


答え:十分に納得のできる正しい世界観

 

読解方法.類義語で検索

 

下線部の「紛れもない」と近い意味が、この段落にひとつだけあります。そう「正しい」ですよね。次に注目すべき点は「十分に納得のできる正しい世界観でもあったのです」と「彼らが手にする経験とそこから得た法則」の間をつなぐ指示語が何かという事です。

 

これは「つまり」または順接の指示語表現が入ると予想できますよね。順接とは前の文章と次の文章は順当につながっているという事であります。

 

この2点に注目するだけでも答えは簡単にでます。

 

なぜこんな簡単なことでみつかるのかといえば、問題になる箇所は、語られることの重要な事である可能性が高く、そして重要なことは繰り返し伝えられるという事があるから、つまり同じ言葉や「同義語」「類義語」で繰り返される可能性が高いからなのです。それがわかっていれば、広い範囲を探す場合でも、キーワードが目につきやすくなります。

 

 

最後に一つだけ(皆が難しいと勘違いしてる)論説文を読むコツをお伝えできればと思います。

 

読み方を少し変えるだけで、三倍簡単に読めるようになるでしょう。

 

まず論説文とは

 

著者の意見を一般論を通じて正当性を説明する文章であることであるので長い文章ですが「言いたいことはたったのひとつだけ」なのです。

 

もともとが意見発表なので、それを説明・証明するために文が長くなってしまっています。

 

なので言いたいことを捕まえずに文を読み始めると、「まったく意味不明」の状態になってしまいがちです。

 

たった一つの言いたいことをつかんでから読むと、著者の文章の意味が一瞬でわかります。

 

著者の言いたいところがどこにあるどこにあるのかと言えば、そう、それは最後の文。または最後の段落になります。

 

ここを最初2回読んでから、本文の最初に戻って読み始める。

 

それだけでも、真ん中の長い文章に惑わされることが少なくなるでしょう。

 

上記のように解答の仕方のルールはあります。しかし必ず文章は全て読むことを強くお勧めします。

 

意見を掴むことが重要であってそれは文章を読まなくていいという事ではないのです。

 

最後に


いかがでしたでしょうか!

 

学びに近道はありません。しかし簡単になる方法は多くあります。

 

出来るだけ苦手な科目に全力を尽くしたいですよね。

 

方法を聞く事は何も恥ずかしい事ではありませんし、むしろ積極的に行った方が良い結果に恵まれるでしょう。

 

その先にオリジナルという方法があるのです!お得な情報をこれからもお届けできればと考えています。

 

ではまたお会いしましょう!

 

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