皆さんこんにちは!
学習指導塾CreativeGroupの相楽です。
今年の夏はものすごく暑いですね。
梅雨の時期は久方ぶりの長雨となっていましたが、梅雨明けからの猛暑の本気度合いが桁違いでした。
もう私なんて毎日滝のような汗をかきながら塾へ来ています。暑いよ。
そしてこのような夏の猛烈な暴力と追随するかのように現れるのが何といっても「夏バテ」です。
自らのポテンシャルを維持するという事は受験生さんにとっても、社会人の方であっても必須項目でありましょう。
今回はそんな困った「夏バテ」に是非試してほしい方法をご紹介します。
夏バテとはどうゆう状態を指すの?
そもそも「夏バテ」とは日本の場合、夏特有の環境、つまり「高温多湿」の環境が原因で、体の働きが正常に機能しなくなって起こる体調不良のことを、総じて「夏バテ」と呼びます。
では、夏バテにどうしてなってしまうのでしょうか?
私たちは暑さを感じると体温が上昇しますが、汗をかくことで体温を下げるよう、柔軟に体温を調節しています。
しかし、大量の汗をかく夏は水分だけでなく、ナトリウムやミネラルなど、体にとって必要な栄養素も、多く排出してしまいます。
汗をかくのは自律神経の働きによるもので、分かりやすくいえば、汗をかくように働くのが交感神経、汗をかかないように働くのが副交感神経です。
また、胃腸の動きを止める方向に働くのが交感神経、胃腸の動きをスムーズに整えるのが副交感神経です。
しかし、真夏の屋外の気温や湿度と、空調のきいた屋内との気温や湿度の差を繰り返し感じることなどによって、自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
すると、体温調節が上手くできなくなるだけではなく、胃腸障害や睡眠障害などを起こすことが、夏バテの原因だといわれています。
どんな対策があるのか
健康的に夏を乗り切るには主に次の3つのことを意識すると良いでしょう。
・食事
暑いからといって冷たいものばかりを食べたり飲んだりしていると、胃腸に負担をかけてしまい、胃腸不良の原因となります。
また自律神経の乱れも、胃や腸などの消化器機能の不調を招きます。
これにより食欲不振が引き起こされ、必要なエネルギーやビタミンなどが不足してしまいます。
食欲がわかなくなるので、のどごしの良さやさっぱりした味覚に偏りがちになり、栄養バランスはさらに崩れてしまいます。
バランスの良い食事を意識し、十分な栄養を摂ることで疲労回復を図りましょう。
特にビタミン類を多く含む食品を取り入れることを、意識しましょう。
・睡眠
睡眠には心身の疲労を回復させる働きがあります。
適切な時間で質の良い睡眠を確保することで、健康な生活を目指しましょう。
夜間に十分確保できない場合は20分程度の昼寝で補うようにしてみましょう。
・運動
夏に限らず、普段から「自分は体力がない」と感じている人こそ、夏バテ予防として軽い運動を生活の中に取り入れることをオススメします。
ここでいう体力とは、「冷えた環境への対応力」や「健康を維持していく力」のことです。
軽い運動を習慣にすることで、夏バテに負けない体力をつけておくことができます。
また毎日の運動習慣は、エネルギーを消費し、食欲を増進するため、体力アップにもつながりますし、軽い疲労感により睡眠も取りやすくなるメリットも付随します。
こんな生活をおくっていたり・・・
皆さんは、次のような大好き生活をしていませんか?ついつい行ってしまう下記ポイントは「夏バテ」になりやすい一歩目と言われています。
① クーラーが大好き
「大きな温度差は要注意」です!
涼しい環境から暑い環境へ移動すると、身体はその気温に順応しようと頑張ります。
しかし、温度差が大きいと、身体への負担が大きくなります。
② 冷たい飲み物が大好き
「胃腸の冷えは要注意」です!
胃腸が働きやすい温度は、36℃程度です。しかし、冷たい飲料水をたくさん飲むと、胃腸の負担が大きくなり、その機能が低下します。
③ ごろごろが大好き
「不活動は要注意」です!
ごろごろと、運動不足の生活を続けると、筋肉や身体の各器官の機能が低下します。そのため、夏の暑さに対抗する防衛体力が低下します。
④ 夜更かしが大好き
「睡眠不足は要注意」です!
私たちは、寝ている間に疲労を回復します。しかし、睡眠不足では、回復時間が少なくなるため、身体のバランスを崩します。
今からでもできる!対策法
では今からでもできる対策は何をすればいいのでしょうか。
夏バテ予防には、運動、睡眠、栄養のバランスが大切です。暑い夏を乗りきるために、日常生活で出来る、対策をしてみましょう。
① 生活リズムの対策
私たちは、体内時計と言う機能を持っています。その体内時計は、朝日を浴びると調整されます。さらに、朝ごはんをしっかり食べると、身体が動く準備をしてくれます。
② しっかり睡眠の対策
疲労は、睡眠中に回復されます。特に、22時~2時の間は、成長ホルモンなどの分泌が活発になります。その時間帯は、睡眠時間を十分に確保しましょう。もしも、確保できない場合は、20分の昼寝で補うと効果的です。
③ 冷房設定の対策
体温調節は、交感神経・副交感神経のバランスによって保たれています。しかし、温度差が大きい環境では、この神経のバランスが壊れてしまいます。冷房の設定は、外気温との差が、5℃以下を目安としましょう。
(*注意)障害や身体状態に合わせて、大きな温度変化を受けないように設定しましょう。
④ 水分補給の対策
水分補給は、のどが渇いたと感じた時には遅いのです。体重の3%に相当する水分が失われると、脱水により身体の機能が低下してしまいます。脱水症状を予防する目安として、朝・晩の体重の差が2%をこえないように、こまめに水分補給をしましょう。
⑤ 適度な運動の対策
夏バテしない身体を作るには、軽い運動が効果的です。スタミナアップも狙える有酸素運動が効果的でしょう。
有酸素運動とは、体内で酸素を効率よく使う軽い運動で、ジョギングやウォーキングが代表的です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
降りかかる日差しは肌を焼くがごとく。ベーコンもカリカリ。卵もフワフワ。ちょうどいい朝ごはんが歩いている途中で完成してしまいそうです。
ついついこの季節は涼しい部屋から抜け出したくないもの。。。
外を歩くのはクーラーを求めるため。まさに飢えたゾンビと言ってもいいかもしれません。
ゾンビの気持ちもわかります。
涼しい部屋の中で勉強や仕事に打ち込むのも悪くはないのですが、せっかくのこの季節、自らの体力アップも目指しつつ、戦わないまでも負けない体づくりに精を出してみるのも悪くはないのでは。
またお会いしましょう!
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